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リテラシーと理解について考える

現代文明の闇と未来

「ここで総理にお伺いしたいのはこの先このまま使用を認めるのか認めないのかということです」
  
「勿論経済効果があることや生活に役立つことは認めます」
  
「日本の重要な産業なのは知っています」
   
「役に立つか立つたないかといえばそうでしょう、役に立ちますよ」
   
「はい、人の命を救うことがあるのも認めます」
   
「お聞きしたいのは命の通わない数字や理屈でもありません」
    
「いえ、誰もゼロリスクだとか申し上げているわけではありません」
    
「確認したいのは総理はこの先何千、何万人の国民に死ねというつもりなのですか?」
    
「今現在生きている人間やこれから生まれてくる子供たちをあなたが殺すか殺さないかです」
    
「実現が不可能だと言う前に可能性についてちゃんと考えているのですか?」
   
「まずやってみよう、みんなで力を合わせて考え良い方法を見つけ出そうと何故はっきりいわないのですか?」
     
「みんなで知恵を出し合い、未来を考えるべきです」
     
「ですから確認したいのは子供たちを含む無実の数千の市民にあなたが死刑判決を出すのか出さないのかです」
    
「今からご自分の手で数千人の殺害命令をお書きになれますか?」
    
「ひとりひとりの命はかけがえの無いものです。不運だとか何だとかでは済まされません」
    
「人の命の問題に経済や政治の話を持ち込んではいけません」
     
「誰かの未来を犠牲にすることで成り立つ社会を善しとされるのですか?」
    
「不安を感じるのが間違いだと言われるのですか?」
    
「あなたの大事な家族が殺されても良いのですか?」
    
「本人を前にして仕方がないと言えるのですか?」
      
「命を天秤に掛けることが許されるのでしょうか」
   
「伺いたいのは毎年のように数千以上の罪の無い人の命を奪う自動車を走らせることを当然とする考え方です」
「ここでちゃんと方針として述べることが大事です。自動車を廃止しましょう」