その1 http://d.hatena.ne.jp/settu-jp/20120430/1335773078
その2 http://d.hatena.ne.jp/settu-jp/20120506/1336314040
その3 http://d.hatena.ne.jp/settu-jp/20120512/1336752249
一応参考文献です。
具体的な威力については書かれている資料は少なかったのですが考え方の参考や傍証として読みました。感想なんかも書いています。
相当前に読んだ物やななめ読みしかしていない本もあるのであまり信用しないでください。畳んでますがご興味のある方は開いてください。
>武器―歴史,形,用法,威力 ダイヤグラムグループ編 田島優・北村幸一訳 マール社
- 作者: ダイヤグラムグループ
- 出版社/メーカー: マール社
- 発売日: 1982/12/29
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網羅的なので各項目については絶対量は少なく偏りもあり内容は古くなっているのですが正確なイラストとコントラストを明瞭にした白黒写真がわかり易いように思います。
>図説 中国の伝統武器 伯仲 著 中川友訳 マール社
- 作者: 伯仲,中川友
- 出版社/メーカー: マール社
- 発売日: 2011/06/20
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網羅的には書かれていますが情報が少なく具体的な部分がわかり難いです。
>図説日本合戦武具事典 笹間良彦 柏書房
- 作者: 笹間良彦
- 出版社/メーカー: 柏書房
- 発売日: 2004/04
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>戦国武器甲冑事典 中西豪 大山格 誠文堂新光社
- 作者: ユニバーサルパブリシング,中西豪,大山格
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2010/05/01
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>図解「武器」の日本史―その知られざる威力と形状 戸部 民夫 ベスト新書
図解「武器」の日本史―その知られざる威力と形状 (ベスト新書)
- 作者: 戸部民夫
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2006/06/01
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>歴史図解 戦国合戦マニュアル 東郷隆 上田信
- 作者: 東郷隆,上田信
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/10
- メディア: 単行本
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>図説・日本武器集成―決定版 (歴史群像シリーズ) [ムック] 学研
- 出版社/メーカー: 学研
- 発売日: 2005/11
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この一連の記事と同じ意図もある本で日本の弓や火縄銃の威力について実験しています。ほぼ同様な結論です。早合についてはこの本では「10秒以内での装填が可能」としています。此方の見解は修正します。
ただ火縄銃の威力を調べる際に何故か軍用では余り使わない9mm=一匁玉(通常の軍用は三〜六匁玉、須川氏の実験も10mm一匁五分玉)で実験、精度実験はそれ以下の8mm口径(八分玉か)、何故かその記事の木や竹での測定では六匁玉三匁玉が用いられ同じ文内での口径等の単位の表示もちぐはぐでした。
武術・忍術にも多く紙面が割かれ、全般に「時代劇」調で現在の説とはいえない記事もあります。
>新版 雑兵物語 かもよしひさ訳 パロル舎
- 作者: かもよしひさ
- 出版社/メーカー: パロル舎
- 発売日: 2006/08
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幾らか軽妙な書きようですが厳しい現実の戦場の姿が読み取れます。この版は厳密には正確さが欠けるでしょうが読み易い現代語訳と多少古いが詳細な解説です。
>騎兵と歩兵の中世史 (歴史文化ライブラリー) 近藤好和 吉川弘文館
- 作者: 近藤好和
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2004/12/01
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弓射・打物、騎兵・歩兵という分類を軸に史料から分析し、兵装・戦術についての変化を明らかにします。
>武具の日本史 正倉院遺品から洋式火器まで 近藤好和 平凡社新書
- 作者: 近藤好和
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2010/08/11
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著者の専門外の銃についてもほぼ正確に書かれている点から視ても一定の評価は出来ると考えます。
今回の記事の歴史的な用語についてはこの説を参考にしました。図版は少ないものの情報量が多くとても価値のある本です。
>戦国の軍隊: 現代軍事学から見た戦国大名の軍勢 西股総生
- 作者: 西股総生
- 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
- 発売日: 2012/03/01
- メディア: 単行本
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近年見られる安易な「軍事の天才織田信長」像の虚妄をも明らかにします。
>図解古銃事典 所荘吉 雄山閣
- 作者: 所荘吉
- 出版社/メーカー: 雄山閣
- 発売日: 2006/08
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>別冊GUN Part5 GUNのパワーとメカニズム 国際出版
- 発売日: 1990
- メディア: 雑誌
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>図説古代の武器・防具・戦術百科 マーティン J.ドアティ 原書房
- 作者: マーティン・J・ドアティ,野下祥子
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2011/02/24
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- 作者: マーティン J.ドアティ,日暮雅通
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2010/07/23
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軍制・武装・戦術の変化を網羅的に纏めた大著です。各事例については短めですが多くの戦闘について書かれているので情報の密度はあります。図版も多くあります。
実像のわかり難い(たぶん現場に居てもわからない)戦闘を可能な限り明らかにしようとしています。ただし西洋中心史観なので偏りもあります。
共和制末期のローマ、三頭政治で知られるクラッススの対パルティア戦・カルラエの戦いも投射兵器戦として興味深いものでした。
他にもまだ全部読んではいませんがヨーロッパの戦争は
「戦闘技術の歴史1 古代編2 中世編3 近世編」が上のドアティの本と内容や図版は重なるものの読み応えがあります。
ヨーロッパ以外だと
「HANDBOOK 戦略戦術兵器事典 中国編 (歴史群像グラフィック戦史シリーズ)」
に中国の戦史についての概論があります。内容の妥当性はわかりません。(このシリーズでは何度も別タイトルでほぼ同内容が再刊されています、注意して下さい)
【追記1】
>兵器と戦術の世界史 (中公文庫) 金子常規
- 作者: 金子常規
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
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【追記2】
>火器の誕生とヨーロッパの戦争 バート・S・ホール 平凡社
- 作者: バート・S.ホール,Bert S. Hall,市場泰男
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1999/11/01
- メディア: 単行本
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単なる発展史観ではない技術軍事史。
重要な研究です。図書館ででもぜひ読んでください。
【追記3】
>飛び道具の人類史―火を投げるサルが宇宙を飛ぶまで アルフレッド・W. クロスビー 紀伊國屋書店
- 作者: アルフレッド・W.クロスビー,Alfred W. Crosby,小沢千重子
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2006/05/01
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「投げる」為の身体構造から情報処理の特性。生態系・社会的影響。
人間の「強さ」でもあり「業」でもある「飛び道具」の進歩。
【関連記事】
猟銃の威力と用途 http://d.hatena.ne.jp/settu-jp/20121106