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リテラシーと理解について考える

1911以前 その2(動画)

 その1から続きます。動画が重いので開けるのでしたら注意してください。
       
 これはM1905の試作品かも知れません。トンプソン氏は「トミーガン」のJohn T. Thompsonです。このプロジェクトの軍側の担当者です。上の文は勘違いで.45口径選定の話かもしれません。英語わからないのでごめんなさい。
 
        
 「ミリタリーモデル」の.45ACPはM1905から。ここからティルトバレル方式にも成ります。
 
        
 
 ショルダーストックホルスター。   
 
 続いて改良型の「M1907」。ハンマーがスパーに。
 
 改良型「M1909」。
 
 改良型「M1910」。スライドリリースが外装に。
 
 この後完全に再設計されたM1911の登場になります。今年で採用から100年を超えましたが未だまだ現役です。詳しくはここでは触れません。
     
    
 FN M1910は中型拳銃の名作です。FN M1906を引き継ぐスマートなデザインでも知られ、日本でも戦前に多くが輸入され軍人や警察官だけではなく民間でも多く売られました。.32ACPと.380ACPのモデルが作られました。
 撃発はストライカー式でシンプルブローバックで作動します。
 
       
 大型化したFN M1922もあります。
 
                  
 M1911の「ライバル」のSavage (サベージ)のこれはコンパクトモデル(32ACP?)に見えますが機構は同じのようです。分解シーン付き。
 
                 
 こちらが.45(1907)でしょうか。
 
      
 ブローニングやルガー(ボーチャード)やモーゼルのショートリコイルとは異なる銃身の旋条/ライフルを弾頭が通る時の回転の抵抗力でボルト・スライドの後退を遅延させる、ターンバレル式ディレード(遅延)ブローバックで作動します。撃発はストライカー式です。
 近年開発されたBeretta 8000(クーガー)やBeretta px4(ストーム)、中国のQSZ-92に採用されたターンバレル式ショートリコイルとは似て非なる(延長線上にあるが)メカニズムです。
 スマートなデザインでネジを使わない設計です。作動のあ安定性・耐久性に劣るとされました。
   
 ドイツのルガー LUGER(DWM社)も.45を出しています。早い段階で脱落したようです。
 http://www.lugerforum.com/45Luger.html(英文)
 
 当時のもので現在残っている唯一(?)の銃は100万ドル位はするそうです。
  
                 
 参考 
 Pichori 1911のページ
 http://www2.tbb.t-com.ne.jp/atc/1911/index.html
         
 M1900 実銃について 知識の断片 頑住吉
 http://homepage3.nifty.com/gun45/m1900jitujyuu.htm
 M1911採用に関する経緯 知識の断片 頑住吉 
 http://homepage3.nifty.com/gun45/m1911saiyou.htm 
   
 英文
 The 1905 Colt .45 ACP: this dead end begat a legend
 http://findarticles.com/p/articles/mi_m0BQY/is_3_53/ai_n27126481/ 
      
 The First .45 Auto: The 1905 and 1907 Colt Automatic Pistols
 http://unblinkingeye.com/Guns/1905ACP/1905acp.html